5年間キッチンの片隅で眠っていたritterのピーラー、目覚めの日
一人暮らしを始めるときに、生活に必要そうなものを買いに行った。
そのときに買った、あらゆるものの中のひとつが、このritter(リッター)の、ピーラー。
ジャガイモとかの、皮剥き器。
自分で選んだ、デザインも機能も良いもので、部屋を埋め尽くしたい。
そういう願望込みで、実家を飛び出したので、こういう細かな調理器具とかも、自分で選びたかった。
だから、食器を買ったときに、これも一緒に買っていたのだ。
・・・のだけど、母がいくらか持たせてくれたものの中に、ピーラーが入っていた。
ちぇっ、と思いながら、とりあえずもらったのを先に使うことにした。
そして、すぐにダメになるようなものではないから、なんだかんだ5年間くらい、それを使ってしまった。
5年間キッチンの片隅で眠っていたritterのピーラー、目覚めの日
しかしこの間、掃除をしているときに、「もう、あのピーラーもお役御免として、自分で買ったritterのピーラーを使ってもよい頃合いなのでは」という気がした。
そして、ようやく、日の目を見ることになったのである!
めでたい。
箱は汚れてしまっても、中身はピカピカの新品だ。
かなり、気分がいい。
そして、使ってみると、使い心地も、す〜ごくいい。
ドイツ製の調理器具は、やっぱり実力の信頼がある。
ピーラーって、実際そんなに毎日出番があるものでもない(人参やじゃがいもを使っても、皮つきのまま調理してしまうことも多いし)けど、ちょっとした出番のものが心地いいと、なんかちゃんとしている感じもする。
ポテトのマッシャーとかも、そうだけど。
ちょい役が、ちゃんとしていると、こちらもなんだかちゃんとする。
調理器具とか、何年も使って多少は悪くなっても、買い換えることって少ないから、めずらしくこうしてキッチンに新しい風を吹かせてくれてよかった。
ずいぶんと放置してしまって申し訳なかったけど、これから大事に使っていきたいと思う。
待っていてくれて、ありがとう。
せっかくだから、ポテトチップスとか、作ってみようかな。