謎のミニオン型「サンザシ」のお菓子を食べてみる
友人から、「サンザシ」のお菓子をもらったから、食べてみようの日。
サンザシ(山査子)は、バラ科の木で、赤くて丸い小さな実をつける。
実は食べられるが、そのままだと酸っぱいので、ジュースやお菓子、ドライフルーツにして食べられることが多いようだ。
日本では馴染みのないフルーツだが、どんな味なのだろうか。
謎のミニオン型「サンザシ」のお菓子を食べてみる
これが、サンザシらしい。
サンザシを砂糖と練り固めた、何か。
ミニオンの形にされている。
棒つきキャンディのような見た目。
しかし中国のお菓子、パッケージにミニオンがいるのとか、結構多いな。
流行りというか、もはや定番化しているんじゃなかろうか。知らんけど。
食べてみる。
そんなに強い味ではないんだけど、甘酸っぱいというか、むしろ酸っぱい寄りの味。
元の実はさぞ酸っぱいのだろうな、と思われる感じ。
コーラを飲んだような、シュワっとしたスパイシーさの印象もなんか、ある。
見た目から、コーラグミの記憶を取り出してしまっているのだろうか。
そんな気もしなくはないが。
食感は、弾力のないグミというか、かたいゼリーというか、そういうはざまの感じ。
羊羹、ほどなめらかさはないが、例えるならそれくらいの。
サンザシのお菓子、果たしてこれは美味しいのか?
美味しいかというと・・・よくわからない!
あえてこれを食べたい! という気持ちになるわけでもないが、特にいやということもない。
ふしぎな気持ち。
初めての素材の味、慣れない味付けの料理、とかを食べると、わりとこういう感想になりがちかも。
明らかに口に合わないという場合を除いて、美味いか判別できない、っていう。
知らないと、輪郭が捉えきれないというか。
既知のものと比較しておいしさを測ろうとも、まずどの座標にこれを置こうか決めかねる、というか。
「美味い」という感覚は、「知っているもの」の記憶に影響される。
知っているもののほうが安全な可能性が高くてあんしん、という本能の作用もあるのかもしれない。
他のあらゆるサンザシ加工品も食べてみたら、もっとわかる気がする。
そうは言っても、なかなか機会がなさそうだが・・・。
とにかく、知らないものを食べてみるのは、おもしろい。
サンザシくれて、ありがとう。