うなんの日記 Written by Unan

あすけんを1年間続けた女、もはやあすけん依存かも

サービス ボディメイク 日記

いちおう完成形だけどもっと書きたいことがあった気がするから、随時加筆修正するつもり! たぶん! よろしく!(2024/6/27)

いつものように、朝、あすけんを開くと、「今日であすけん1周年です⭐︎」と未来さんに言われた。

「未来さん」とは、健康管理アプリ「あすけん」の女性キャラクターだ。

そうか、去年の6月に始めたから、1年、経ったのか。

正直、飽き性だしあまり長くは続かないだろう、と思っていたが、なんだかんだと毎日けっこうきっちりと記録を続け、アプリ内の日記もほとんど毎日欠かさず書いている。
有料コースのために、課金も、し続けているし。

せっかくの節目だから、これまであすけんを利用したことによる、体重や体型、その他もろもろの変化について、振り返ってみようと思う。

今でこそ、まいにち食事に目を光らせていて、(食事管理という観点だけでなく)純粋に食べものへの興味がめちゃくちゃあるのだが、つい1年前まで、私は「食」への関心が、ほんとうに、まったくと言っていいほど、無かった。

そういう人間の、精神的な変化の記録でもある。

まあざっくり、結論としては「あすけんを使うことでダイエットがラクに成功できたし、栄養摂取の感覚が身についた」ので、成功例と言えるはずだ。




あすけん1年間での成果

あすけん 1年
先に、どれくらい痩せたのか、数字でサクッと発表しておくと、開始日から、今日までで、-5.4kgとなっている。

筋肉が増えているから、見た目や内容としては、脂肪はこの数字よりももっと落ちているはず。

あすけんの記録を続けて、できるだけ100点を目指していれば、けっこうその通りに痩せるんだな〜ということが、わかった。

ちなみに、私は「いっぱい食べても太らない身体づくり」を心がけてやってきたから、極端な食事制限といった無理はしていない。
お菓子も毎日欠かさず食べながら、このくらい痩せた。
食べて痩せたい人には、参考になる・・・かも?

というわけで、ここからはあすけん1年間の振り返りをしていく。
長いけど。よろしく。

1年前、あすけん開始のきっかけ

まず、私のあすけん開始の大きなきっかけは、映画「THE FIRST SLAMDUNK」に通い詰めるほどどハマりしたことから始まる。

興味がない人はてんで興味がないと思うから、詳しい経緯はこの枠内で早口で喋ることにするよ。

2023年の3月、何の気なしに観た「THE FIRST SLAMDUNK」に私の心臓はがっっっっしりと掴まれ、それから何度も劇場に足を運んでいるうちに、「こんなにバスケットボールを本気でやっている子たちを観るのに、みっともない格好ではいられない」という思いに駆られ、最初は「せめて服装やメイクに気を抜かずに行こう」と張り切っていたのが、次第に「こんなにだらしない身体でいてはいけない、もっと見合う女にならなければ」と思い始め、食事管理や筋トレなどのボディメイクを始めたのであった。
オタクでない人には理解不能な動機と熱量かもしれないが、首がもげるほど頷いてくれる諸君もきっといると思っている。私のリアル友達も、私と同時にザファに転がり落ち、ジムの契約をしていたから、さ・・・。

その直前の生活はというと、なかなかひどいもので、ニートでお金もないし、家から出ないでゴロゴロしているし、バウムクーヘンとかカップ麺とか冷凍唐揚げとかでカロリーを摂取している、実に体たらくな暮らしぶりだった。

なんだか、体型とか見た目に関することの一切がちょうどどうでもよくなっていた時期だった。

で、ひさびさに姿見で自分の体型を確認したのだけど。
あれ、気が付かないうちに、腹がちょっとした腕置きにできるくらい出てきている・・・?

いやはや、衝撃だった。

自分って、華奢にはなれないけど、太りもしないと思ってた。
そんなこと、なかったのか。

ひとまず、現状を確認し、目標を立てる

何はともあれ、現状を見ることから始めよう。
いつぶりかわからぬほど久々に体重計に乗ってみた。
体重は、50〜51kgあたりを指す。
ちなみに、私の身長は157cmだ。

自分の中での基準はなんとなく48kgで、どう生きようともずっと48kgだと錯覚していた。
だから、ひとまずは48kg台に戻すことを目標にした。

段階的な目標

  • 1段階目:まずはなんでもいいから48kg台まで体重を落とす
  • 2段階目:数字(体重)にこだわらず、筋肉をつけて、代謝を上げる
  • 3段階目:体型や食生活をキープできるような習慣を身につける

最初からここまで考えていなかった気もするけど、大きな流れとしては、こうやって進める。

運動もするが、とにかく、カロリー管理も数字でちゃんとしたほうがいいよな、と思いつき、名前を耳にしたことがあった「あすけん」とやらをアプリのストアで検索する。

よくわからんけど、みんな使っているし、これでちょっとやってみるか。
これが私とあすけんとの出会いだ。




あすけん開始

あすけん 目標設定
このペースでいくと、かなりボリューミーな振り返りになってしまいそうだ。
もうちょっと、サクサクいこう。

あすけんで目標を設定する

あすけんでは、目的に合わせてコースや減量のペースを設定する。

  • あす筋ボディメイクコース
  • PFCバランス:たんぱく質多め
  • 1ヶ月で-1.4kgペース

といった感じの設定にしてみた。

「あす筋ボディメイクコース」は有料サービスだ。
そのぶん自由度が増え、PFCバランス(たんぱく質・脂質・炭水化物の摂取バランス)の目標値をいじったりできる。

PFC管理は不可欠だ、と感じたので、このコースでいくことにした。

私は、ただ体重を落とすのではなく、スポーツマンの彼らに少しでも近づきたいという動機があるので、脂肪を落としつつ、最終的に筋肉は増やしたい。
単に「痩せたい(=体重を減らしたい)」のではなく、「引き締めたい(=筋肉は落としたくない)」の場合は、「あす筋ボディメイクコース」でPFCを把握したほうがよいというわけだ。

あと、少しはコストをかけたほうが、気持ちの面でもやらざるを得ない気もするし。
本気でやりたいなら、あえて多少のお金をかけるのは、ひとつの手だろう。

まあひとまずは、「とにかくこの脂肪を落とす!! なるべく筋肉を落とさぬ努力もしながら!」という感じで、有酸素運動で脂肪燃焼を図りつつ、摂取カロリーはあすけんの言うとおりにしながら、必要なたんぱく質はちゃんと摂る、という生活をすることにする。

以下、この1年を3つの時期に分けて振り返ってみる。

①1〜3ヶ月目

最初の3ヶ月。
はじめてのダイエットであり、蓄えられた脂肪があるから、まずはこれを落とす。

やったこととしては

  • フィットボクシング
  • 往復30分のスーパーで買い物
  • 朝ごはん固定
  • 1食分のお米の量を少なめに

日常的な歩数を増やし、有酸素運動でカロリーを使う!
食べる量は、全体的に減らす!

あと、朝ごはんは、固定メニューを決めておくと、調整するのが昼と夜だけになって計算しやすくていい。

プロテイン、バナナ、オールブランが、いまの私の朝の定番メンバー。
オールブランは、どうせ毎日のように食べるから、Amazonの定期おトク便で箱買いしてコストを抑えている。

それから、あすけんで100点を取るための基準も、やっているうちに把握した。

「あす筋ボディメイクコース」だと、

・PFCがそれぞれ適正範囲内(適正でない場合、それぞれ8点マイナス)
・合計摂取カロリーが範囲内
・運動量が基準値以上(足りないと20点マイナス)
・副菜が基準値以上
・アルコールが基準値以下

という感じで、点数がつけられる。

最初のうちは、あすけんに記録をして現状が数値化されるのを見るだけでも意味があると思うけど、慣れてきたら点数を気にしたほうがいい。
平均80点以上を目指していくと、ちゃんと効果が出ると思った。

2ヶ月で目標クリア

そうして、あすけんに指示された摂取カロリー、消費カロリーの基準を守るように生活していたら、ほとんどあすけんに設定したペース(1ヶ月で-1.4kg)そのまま、目標が達成できた。

48kg台の私、帰ってきたぞ。
よくやった!

3ヶ月目までは、その勢いのままに減量を続けたのだけど、カロリー不足で身体がか〜な〜り疲れやすく、しんどくなってしまったので、いったんそこで減量は休止。

ただし、見た目にはまだ満足いく仕上がりには遠かったので、その後もあすけんの記録は続けながら、筋トレを追加するなど、ボディメイクは続けることにする。

②3〜6ヶ月目

私のボディメイクの動機は、「スラムダンクという作品や登場人物に見合う人間でありたい」だったわけだが、次第に「バスケット選手のサポートに役立ちそうな知識を身に付けたい」という思いも追加された。

現実で使うかどうかなんて関係ないのだ。
気持ち気持ち!! ボディメイクは気持ち!

というわけで、食に関する勉強期間に入る。
具体的には、

  • 食生活アドバイザー2級
  • スポーツ栄養プランナー

の資格を取得した。
スポーツ栄養プランナーは、実際に料理をしながら学んでいたので、この時期は減量せず、むしろしっかり食べて増やしていた。

PFCバランスだけではなく、ビタミンやミネラルもしっかり揃っていることで、摂取したエネルギーがしっかり使われたり、身体がつくられる。
それが脳内に刻み込まれた。

あすけんで登録をしていれば、主要なビタミン・ミネラルの項目はパッと確認できるから、足りない部分をサプリで補ったりもできる。
点数には反映されないけど、カロリー管理に余裕が出てきたら気にしたほうがいい。

ちなみに、ビタミンはマルチタイプのものを飲んで底上げしている。
どうしても食事だけでは足りなくても、特に気にしなくてよくなるのが、よい。

ふだん飲んでいるサプリについては、こっちの記事「ビタミンはとりあえずマルチタイプのサプリで底上げしとけ」に書いた。

この頃、「THE FIRST SLAMDUNK」の上映が終わってしまって抜け殻になりかけていたが、バスケのシーズンが始まったので、NBAを観たりBリーグの会場に通うことでモチベーションを保つ。

有酸素運動で脂肪を減らすよりも、筋トレで筋肉をつけるほうに重きを置きはじめたのも、この時期だ。
ジムに通うほど本格的にやるつもりはないが、その代わりにトレーニングチューブや腹筋ローラーを購入して、家でもある程度の負荷をかけられるようにした。

チューブは、こういうやつね。

Amazonで1000円前後で買えるし。
本気のマッチョになりたいわけでもないし、とりあえずこういうのでええねん、の気持ち。

腹筋ローラーは、最初は笑っちゃうくらいできないし、マジで筋肉痛になった。
今はもう筋肉痛にはならないし、回数もできるようになったけど、いわゆる「立ちコロ」はいまだに笑っちゃうくらいできない。
みんなやってみてほしい。笑っちゃうくらいできないから。

③6ヶ月目〜1年

半年でかなり土台は整ったので、その後の半年は、1・2ヶ月ほどのサイクルで減量期と増量期に分け、増やしたり減らしたり。

年末年始の時期は気にせずいっぱい食べたり、「THE FIRST SLAMDUNK」の復活上映が決まればそれに合わせてその前に減量することにしたり、といった具合である。

ここまでくるともう、何もしていなかったころよりも、筋肉量が増えたし、体内のビタミンなどの栄養素も整っているから、けっこうしっかりカロリー摂取していても太らない。
あとは自然と、揚げ物とか高カロリーなものをあまり選ばなくなってきたのも、あると思う。

仮に食べすぎてちょっと体重が増えてきちゃったかな、と思ったら、すぐに減らせるし。
もうやり方はわかっているから、怖くない。

あと、脂肪より筋肉のほうが重たいので、体重の変化だけで一喜一憂することもない。
というか、筋肉で重たくなりたい。
そういう気持ちで、多めに食べたりもした。

最初とは打って変わって、精神的にかなり余裕があるね。
「単に食べないで短期的に痩せた」場合とは違う、「ちゃんと食べて痩せた」経験のメリットが出ている。

この時期に、これまでのことに追加した習慣はこれ。

  • リングフィット

リングフィットに関しては、別の記事「リングフィット開始1ヶ月が経ったから振り返るよ」で振り返っている。

「ジム通いするほどではないけど、自宅で気軽に筋トレをしたい」という場合に、かなりコスパ良く、それなりにちゃんと鍛えられるので、いい。

あと、

  • 1日5食くらいに分けて食べること

減量のときは特に、エネルギー不足の状態が長時間続くと、筋肉が分解されちゃうから、筋肉死守のために小分けに食べている。

一日中、常になんか食べてるかも・・・は言いすぎだけど、ふつうの3食の摂り方はもうしていない。

合計カロリーがオーバーしなければ太らないし、下回っていれば食事回数は多くても痩せる。
ただそれだけの事・・・。

体型の変化

目に見える変化としては、特に「ヒジやヒザなどの関節の骨が近く感じるようになった」「手の甲を逸らすと骨が浮いて見える」というのがあった。

脂肪が減ってうすくなって、触ったときに骨を感じたり、よく見えるようになってきたわけである。

お腹の脂肪はすっかりなくなり、腹筋の割れ目までうっすら見えるし。

これ、けっこう嬉しくて、しつこく触ったり、見たり、してしまう。
いまだに、よくやる。
うれしい・・・。

そのほかの変化

  • 市販の食べ物の「栄養成分表示」を見るようになった
  • たんぱく質の、量だけでなく種類(植物性/動物性)にも気をつかうようになった
  • 日常的に使う食材の種類が、格段に増えた

カロリーだけでなくPFCも、なんとなくでも確認するクセがついた。

あと、いろいろな種類のものを食べること。
栄養素はチームではたらくからね。

「栄養素とか気にしても大した意味はねぇだろ、お腹いっぱいになりゃなんでもいいよ」と去年までの私は思っていたけど、数字として可視化されたり、勉強をしたあとだと、少量のビタミンやミネラルが代謝に関わるのだと理解しているので、大切にできている。



あすけんを1年間続けた女、もはやあすけん依存かもしれん

あすけん 1周年
そんな感じで、あすけんの記録を頼りにしながら、筋肉の増量を試みる時期と、脂肪を落とす減量期を何度かくりかえしながら、私はダイエット(ボディメイク)に成功した。

下半身の脂肪は残っているし、これでゴールというわけではないけど、あすけんがあったおかげでスムーズに痩せることができた。

あと、「いっぱい食べても太らない身体づくり」が根幹のテーマのひとつにあるんだけど、これも達成できていると思う。

一旦痩せて終わり、じゃなくて、その後も体型維持したまま、いつでも好きに食べたいじゃん!
実際、毎日お菓子も食べているけど、ぜんぜん平気。

やっぱり、筋肉はちゃんとつけるべき。
筋肉に感謝。

あすけん記録で、自分の身体を理解し把握する

長らく、あすけん登録を含め、自分の身体のことを記録してきたおかげで、変化やそのサイクルを意識できるようになった。

生理前には水分でぶくぶくと浮腫んで重くなることとかさ。

あと、だいたいのPFCは、勘でもなんとな〜くわかるようになった。

しかしまあ、3ヶ月続けばいいほうだな、と思いながら始めたあすけんだったのだけど、今では登録しないと、かなり不安になるようになってしまってはいる。

だから今でもきっちり、登録を続けてしまっているけども。
あすけんのアプリを開く回数、毎日めちゃくちゃ多いと思うし。

もはや、あすけん依存である。

とはいえ、たまには外食して登録をあきらめる日もあるし、「点数低いけどまあいっか」の日もたくさんある。
それくらいの余裕を心に持っておけば、続けやすい。

継続のポイントは、「まあいっか」だと思う

完璧にできないストレスでやめてしまうよりは、ゆるくでもやり続けたほうが、ダイエットの成果としてはついてくるだろうし。

食べ物や自分の身体のことは、一生の付き合いになるから、知識や経験として身につけておくと、死ぬまで役に立つはずだし。

たまには、「まあいっか」という日も設けながら、これからもあすけんのことは頼りにしていくつもりだ。

独り立ちできる日は来るのだろうか。
その日まで、あすけんさん、引き続きよろしくお願いします。

あすけん始めてみてよかった。
ありがとう。

おまけ

あすけん1年 体重 グラフ

1年間の体重推移。
(体脂肪率は、手持ちの体組成計の数字が当てにならなすぎたから、途中から記録をやめたせいで途切れている。)