伊勢名物「御福餅」って、赤福とどう違うんだ?
伊勢の土産といえば、「赤福」。
そう思って、生きてきたのだけど。
「御福餅」っていうのも、あるんだね?
関東に住んでいる者として、赤福は手に入れる機会が少ないのだけど、御福餅はなんか近所のスーパーでも地方菓子のコーナーにたまに並んでる。
たまにあるから、気になってた。
赤福、じゃないやつ・・・・?
そんな認識のままでいるのも、申し訳ない。
買ってみるか、御福餅。
伊勢名物「御福餅」って、赤福とどう違うんだ?
というわけで、買ってみた。
御福餅。
おかめの焼き印がされていた木のヘラが、かわいい。
違いと言ったら、まず容器。
御福餅はプラスチックの容器で、しっかりと封もされている。
そのおかげか、期限が少し長い。
赤福は、買った翌日とかまでしか日持ちがしないから。
あの箱の風情の良さも、もちろんあるけどね。
中身。
見た感じは、赤福と同じだ。
???
食べてみても、同じな気がする。
同時に食べ比べができなかったから、記憶の中の赤福を取り出して比較を試みたんだけど。
わからん。
実際に食べ比べをした人の意見を見るに、わりと違うっぽいんだけど。
記憶だけだと、食べた瞬間に別物だ! と思ったりするほどの違いは感じられなかった。
かなり似てるし、だから期待通りに美味しい。
これが、あんころもちのトップに君臨する者たちだ。
・・・なんだか、まったく違いを言えないのがもどかしくなってきた。
申し訳なくもある。もっとなんか、違い、感じたかった。
実は、今これを書いているのも、御福餅を買って食べてから何ヶ月も経っているから。
過去の記憶ばっかりで喋って、ほんとうにすいません。
いつか、両者を同時に手に入れて食べ比べたい。
いつか・・・。
ところで、御福餅は赤福のパクリというわけではないらしい
正直、これまで私は赤福に心を許して生きてきたから、御福餅をはじめて見たとき、「赤福の後発のパクリか・・・?」と思ってしまっていた。
赤福のほうが知名度があるから、同じように思っている人は少なくなさそう。
しかし実際には、どちらが先だという点での争いはないみたい。
どうやら赤福のほうがいくらか歴史は長いようだけど、ほかの似た商品に対して特に何かいうこともなく、淡々と続いている。貫禄がある。
あと、赤福の製造は機械が使われているけれど、御福餅は今も手作業で作られているらしい。
ありがたきこと・・・。
それにしても、どっちも古くからあって、すごいよね。
どっちも、すごく美味しい。
それでよかった。
消費期限が長く、関東のスーパーとかでもたまに手に入る「御福餅」は、遠方でも手に入りやすいから、あんころもちが食べたくなったらまた買いたい。
御福餅も赤福も、ありがとう。