みなとみらいの全席FLEXOUNDで体育館の床になれ【スラダン体験記】
君は、体育館の床になったことはあるか。
私は、ある。
というわけで今回は、横浜にある映画館「ローソン・ユナイテッドシネマ みなとみらい」に行ってきたという話です。
みなとみらいの全席FLEXOUNDで体育館の床になれ【スラダン体験記】
鑑賞したのは、2024/8/13〜復活上映がされている「THE FIRST SLAM DUNK」だ。
期間中のどこかで一度行ければいいか、くらいに思っていたはずなのに、復活翌日には行ってしまった。
ちなみに私は、この作品を劇場で観るのが35回目くらいになる狂(くるい)の者なので、劇場ごとのあらゆる違いを味わい尽くしていこうという強い意志がある。
ところでFLEXOUNDというのは、詳しい説明は公式サイトに譲るが、簡単にいえば、座席の振動とともに身体で音を体感できる。
そういうラージフォーマットだ。
そしてみなとみらいの劇場は、全スクリーン、全席が、FLEXOUNDに対応している。
全席? ちょっと目を疑ったが、ほんとうだった。
すごすぎる。
映画館の入り口には、FLEXOUNDの椅子を体験できるらしきスペースもあった。
▲FLEXOUNDの椅子。
劇場内で自分の席に座ってみると、本編の前の予告の時点からFLEXOUNDがONになっており、すでに面白い。
どの映画でもこの音を感じられたが、やはりアクション系のものだと振動も大きく、迫力がすごい。
・・・しかし、こうして予告を体験してしまったことで、ちょっと不安が出てきた。
あまり派手な演出のない「THE FIRST SLAM DUNK」だと、これの恩恵を100%受けられないのでは・・・? と。
わたし今、体育館の、床じゃん・・・
否、そんな不安は、杞憂だった。
床だ。
床になれたのである。
ボールのドリブルの音、リバウンドに跳んで着地したときの音、床バンの音・・・。
全てが振動となって、この身に響く。
す、すっげ〜・・・。
大筋のメインの試合の振動が、当たり前ながら一番大きくダイナミックで、その振動の差異からも、他の場所の音とは違うことを改めて体感させられた。
ストリートバスケ(屋外)の音も、ミニバス(小学校の小さな体育館)の音も、それぞれ違う、ということを全身で感じられる。
ちなみにちょうどこの日の鑑賞後、ラジオ「アフター6ジャンクション」に音響演出の笠松さんが出演されて、ボールのドリブルの音をはじめとした「音」にまつわる話をしてくださったから、さらに面白かった。
もう一度、あらためて大きな画面とこの音を浴びに、どこかの劇場に行こう。
使っていないムビチケがあるから、どっちにしろ行くのだけど。
それにしても、FLEXOUNDは面白い体験だった。
スラムダンクはもちろん、ほかのアクションムービーなどでもまた利用してみたい。
いい鑑賞機会を得られてよかった。
ありがとう。
▲映画を観たら、『re:SOURCE』もぜひ。
追記(2024/8/23)
床になれたことの感動で、その話ばかりしてしまったが、ラストのカウントダウンの「チッチッチッ・・・」って音も、これまでの鑑賞でいちばん臨場感があったように感じた。 あのシーンの地響きのような音と相まって、緊張感がすごく良かった。 思い出したので、追記しました。